3歳のクリスマスプレゼントに買った絵本です。
とても有名な絵本で、絵もきれいだったので購入しましたが、当時は娘も何度か読んでそのまま、私もそれほどハマれずにいました。
4歳を過ぎたころに、また読んでみると、今度はグッと入りこめたようです。
実際には、いたずらをして寝室にほうりこまれ、夕食抜き!なんて経験はない娘ですが、
絵の大きさが、初めは小さくて、だんだんと大きくなっていくんですよね。
ページをめくるごとに、大きくなっていく絵に引き込まれていきます。寝室に、にょきり にょきりと木がはえて、森や野原になっていく場面は、不安とわくわくする気持ちが入り交じります。
怖がりの娘には、かいじゅうの姿は一見恐ろしく見えます。だからこそ、飄々とかいじゅうたちを従えるマックスの行動に驚きつつも、引き込まれてしまうのかもしれません。
そして、実は愛嬌があるかいじゅうたち。昼も夜も「かいじゅうおどり」を続ける場面では、笑いながら一緒になって踊りだします。
とってもヤンチャで、強そうなマックスも、時間がたち、さみしくなって、お母さんが恋しくなります。
そして、マックスが自分の部屋にもどり、あたたかい夕食が置いてあったとき、聞いている子どもたちもホッとして、きもちよくこの冒険を終えて帰ってきます。
手元に置いて、何度も読んであげたい絵本です。