寝る時に久しぶりに子どもが「読んで」と持ってきました。やっぱり久しぶりに読んでも、何回読んでもいいですね。我が家の3人の子ども達は、かいじゅうたちが出てくると、「これが末っ子、これがおにいちゃん、これがおねえちゃん、これがママ、これがパパ」と勝手に選んでいます。やっぱり末っ子は一番小さいかいじゅうを自分にしているのも面白いのです。
母としては、最後の「夕ご飯があたたかかった」というシーンで「どうだ!」と言いたいような気分になるのですが、子どもはそんなのにはまったく気づいていないようです。とにかくマックスと共に旅に出て行き、かいじゅうたちとおどって、また1年と1日航海して戻ってきているので、「あ〜楽しい旅だった。はい、おやすみ」という感じでしょうか。でも無意識のうちに、やっぱり帰ってきてほっとしているような気がします。安心して帰っていかれる場所があるから、ハチャメチャな旅をうんと楽しむことができるのでしょう。
我が家の本は、長女が散々読み、長男が散々持ち歩き、次男が散々触りまくったので、もうぼろぼろ。でも、セロテープであちこち補修してある痕を見ながら、こんなに好きになる本に出会えて良かったと心が温かくなるような気がします。