まずは、何も聞かずに、小さなふせんを1枚用意しよう。
次に、そのふせんに、君の名前かニックネームを書いてください。
そして、この絵本の表紙に描かれた、眠っているかいじゅうの横に停泊している船の右舷に
そのふせんを、かいじゅうを起こさないように、そおーっと貼ってほしい。
これで、準備は完了です。
この物語の主人公マックスは、ある晩、おおかみのぬいぐるみを着て、おおあばれ。
怒ったおかあさんに、ゆうごはんぬきで寝室に放り込まれてしまいます。
すると寝室に、にょきりにょきりと木が生えて、あたりはすっかり森や野原。
そこへ波が打ち寄せ、船が来て、1年と1日航海すると、そこはかいじゅうたちのいるところ。
さて、マックスは・・
「絵がはぶかれ、そこを言葉がかたる。言葉がはぶかれ、そこを絵がかたる。」
究極の絵本をめざしたモーリス・センダックは、この作品をわずか42行の文章と、クロス・ハッチングで描いた陰影のある斬新な絵で仕上げます。
そしてこの作品で、アメリカで最も優れた子ども向け絵本に贈られるコルデコット賞を受賞しています。
これまでに全世界で2000万部以上売り上げた、世界中の子どもたちを魅了しつづけているロングセラー絵本です。
この絵本には、いろんな楽しみ方があるよ。
こわいもの見たさの君には、すごい歯をがちがち鳴らすかいじゅうたちが、おでむかえ。
言葉のない見開き三場面、君にはどんな音が、音楽が聞こえますか?
ダンスが得意な君は、「かいじゅうおどり」を踊っちゃおう!
絵本好きの君は、大きくなったり、小さくなったりする絵や月の秘密を解き明かしてみて!
そして、最後の絵のない言葉だけのページ。君の心にどんな絵がうかぶだろう。
マックスの冒険を楽しんだら
さあ、今度は君の番だ!
いい風が吹いているよ。表紙の船に乗り込んだら・・
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