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ミリー 天使にであった女の子の話」 汐見台3丁目さんの声

ミリー 天使にであった女の子の話 作:ヴィルヘルム・グリム
絵:モーリス・センダック
訳:神宮 輝夫
出版社:ほるぷ出版 ほるぷ出版の特集ページがあります!
税込価格:\1,980
発行日:1988年
ISBN:9784593502196
評価スコア 4.38
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みんなの声 総数 12
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  • グリムの手紙が感動しました。

    え? あの『かいじゅうたちのいるところ』のセンダックがグリム童話?と思って、図書館で
    偶然見かけて借りて帰ってきました。

    1816年にグリム兄弟の一人が母親を亡くしたミリーという少女に手紙を書き、その子の
    為に書き下ろした話だそうです。

    内容は、母一人子一人の親子が住む村に戦争が近づいてきて、母親は娘の命を守りたい
    一心で娘一人を森の奥へ3日間逃げさせるという話です。そこで、娘はおじいさんに出会い、
    無事に2日間を過ごし、3日目に家に戻ると、30年が経っていて、老いても待っていた母に会
    うという話でした。

    センダックの絵がとても見入ってしまうような絵で、話の濃厚さをより厚いものにしています。
    本当に必見です!
    でも、私の心に何よりも響いたのは、物語が始まる前に書かれたグリムの手紙の一節でした。

    そこには、川に流された一輪の花と、夕日が落ちていく中、一羽でとんでいた鳥の話が例に
    出され、私達が知らないところで、片割れに出会うことが書かれていて、その当時の人間
    には、肉体としては、鳥や川を流れていく花のように川や森や山をへだてて片割れ(愛するも
    のや仲間)に出会うことが出来ないけれど、人間の心は、なにものにもへだれられることがな
    く届く、と手紙を書いた理由が書かれていました。

    私のつたない言葉だと上手く説明できませんが、なんだかジーンとくるものがありました。
    思いは、形を変えても伝わると信じたいものです。

    余談ですが、とても真面目に描かれているセンダックの絵ですが、何箇所か、ん?と思う
    ようなセンダックのいつものいたずら心?みたいなものが表れている箇所を発見して、
    濃厚な話の中でクスとしてしまいました。

    機会があったら是非、読んでみてください。

    投稿日:2011/12/10

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