ゆうたは、自分と一緒に育ってきたくるみの木を切ることが、嫌だったのですが、それ以上に大好きなおばちゃんと離れて暮らすのが嫌だったので、くるみの木を諦めておばあちゃんを選んだのが嬉しくなりました。おばあちゃんは、ゆうたがくるみの木を切るのを嫌がっているのを知ると一緒に暮らすのを諦めて田舎に帰るといいました。お互いに素直な孫との関係を築いているなあと思いました。ゆうたがおばあちゃんを田舎に帰るのを止めた場面にはやっぱり涙なしには読めませんでした。川原の親の元に戻ったゆうたの家で育ったくるみの木の実を埋めて、おばあちゃんとゆうたみたいだなあと思いました。おばあちゃんのことを思いやるゆうたの決断に自分のことのようにいつまでも嬉しいわたしです!