作者の作品には、兄弟がよく出てきます。
それも、いつもけんかしています。
けんかをしていても、兄弟はやっぱり兄弟。それだけ、気の置けない関係ということです。
心の奥で思いやっています。
このおはなしは、映画化されるだけあって、スケールも大きいし、臨場感があります。
モノクロの絵が、効果的です。
ゲームを始めてからは息をつく暇がないくらいの展開で、どうなるのかと引き付けられます。
細かい表現が、夢ではないと感じさせます。
兄弟が助け合って、なんとか乗り越えようがんばる姿にじーんとします。
いつもじゃまな存在の弟の肩を抱き、優しくみつめる兄。
この絵がいいです。
きっと、明日にはいえ、夜にはまたけんかをしてるでしょうけどね。