思わず微笑んでしまいたくなるような優しいペンタッチも、淡い色使いも、とても素敵な作品です。
イラストが素敵なだけに、読者としての欲望も大きくなってしまい、しいていうと、ラストをもっと盛り上って欲しかったな。(この絵本ではしみじみして終わってしまうんです)
「だからこんなにすごいんだ」とか、「世界は素敵なんだ」みたいな部分を見せて欲しかったと思います。
一番印象的だったのは、最初の部分。
ページをめくっていくと、まぶたを開くように、少しづつ少しづつ、空が明るくなってきてバーンと、題名の書いてあるページになるところ。
とにかくイラストは見せてくれる作品でした。