『アンジェロ』とは、随分異なった作風です。
表紙絵の印象は、『えっ、これだけ?』
シンプル。
でも、開くとビックリ。
見開きいっぱいのズーム・アップ気味の絵。
迫力があります。
ある日、1わのニワトリが、道にとびだしました。
からはじまって、次々に起こる連鎖的な事件。
牛が列車の上に墜落し、車中にいた身柄拘束中の泥棒が逃げ出し、盗品の袋が破け、その盗品をカササギが………。
出てくる出てくるたくさんの人・人・人。
そして、奇想天外な展開。
人の名前を読むだけでも多すぎて、笑えてきます。
でも、ラストにその意味も解ります。
読後、さてさてどろぼうの《やけくそダン》の運命やいかに?と考えるとまた笑ってしまう楽しいお話でした。
最終ページの一文がオシャレですね〜>