一羽の鶏が道に飛び出したことら話が始まってチェーンストーリーの様に話が続いていくのがとても凝っていて面白いと感じました。“生の牛なんか頼んでないよ”とか、吹き出しの会話も楽しいです。絨毯屋の定員などは上の空で仕事をしうっかり(本当にうっかり)人を絨毯と一緒に巻き込んでしまうところが”へぇぇ!!”と驚きました。私が余りにも驚いて読んでいたので娘が思わず私の顔を覗き込んだほどです。先生が昔のいたずらを思い出して話が展開したりして何気ない一人の行動が物語を直接作っているという面白さがたまりませんでした。映画の様な事の運びで最後まで飽きずに読み終える事が出来ました。自分もこの話の中にぐいぐい引き込まれていく絵本でした。楽しかったです。