息子の大好きな絵本、もりたろうさんシリーズを書いた作者さん
だったので手にとって見ましたが、絵が長新太さんだったので、
一瞬、長新太さんの作品と間違えそうになります(笑)
主役は、本のタイトルでもあるわにのバンポ。
仲良しの千鳥に歯の掃除をしてもらっているうちに
気持ち良くて、うとうと居眠りをしてしまい・・・
なんと、仲良しの千鳥を飲み込んでしまいます!
慌てたバンポ、どうする??千鳥はどうなる??
仲良しの千鳥を助け出そうと、懸命にがんばるバンポの様子に、
絵本でありながら適度の緊迫感が感じられ、読んでる方もどきどきです。
決して大笑いできる本ではないのだけど、バンポががんばっているときに
次々と現れる動物たちの言動や行動に、思わずにんまりしてしまうシーンも。
どちらかというと笑える絵本がお好みの息子ですが、バンポの
緊迫した状況がわかったらしくて、息子も次の展開が待ちどおしいらしく、
まだ読んでいる最中なのに、次のページをめくる場面も。
見開きのページに対して、文章が15行前後あるので読む方は大変ですが、
ストーリー展開が気になるので、一気に読みきりました。
お友達を思う気持ちに心動かされる1冊です。