小学校で読み聞かせをしていますが、この時期に読む本と言えば、やっぱりクリスマスを題材にしたものになります。学年、クラスの雰囲気などを考えて本を選ぶのですが、今回は3年生の次男のクラス。 3年生と言えば「ギャングエイジ」と呼ばれる時期。その名の通り、このクラスも元気一杯。 静かなクリスマスのお話なんて、聞いてくれるかどうか・・・。という訳で、書店で手にしたのがこの本でした。
今年の11月に発行されたこの本、金色の雪の結晶が散りばめられた白いカバーが目をひきます。読んでみると、お話も面白いんです。
イブの夜、プレゼントを持ってやってくるサンタさんに会いたいと願うニコルは、「サンタクロースをください」という手紙を枕元の靴下にさげました。 それを見て困り果てたサンタさんは、自分の着ていた物を全部脱ぎ、ニコルのベットの上へそっと置いて出て行きます。1枚のカードを添えて・・。目を覚ましたニコルが、このカードを手に取ると、あら不思議! 裸ん坊のサンタさんが映っているではありませんか。その働きぶりを見て、ニコルは大切なことに気付きました。
えんどう ひとみさんの描く現代的な?絵。 パンツ姿のサンタさんが、踊ったり、一輪車に乗ったり、子ども達にも大うけでした。ユニークな中にも、サンタさんの暖かい温もりを感じるクリスマス絵本です。 お話の後に、そっとカバーを外すと・・子ども達の顔に納得の笑顔が浮かびました。