とても読み応えのある絵本です。
1Pに4〜6の小さな絵、それもモノクロで、下に文章が書いてあり、
ページも多く子どもが自分で手に取るとは思えないような地味な絵本です。
でも、読み始めるとどうなるのかと、止まらなくなるのです。
それぞれの気持ちが伝わってきて、あたたかい気持ちになります。
こんなにかわいいアザラシのあかちゃんを、おばけだといってこわがり、おおさわぎをする人間の愚かさ。
物事の本質をきちんと見ていないところに反省させられました。
そんなアザラシの運命はいかに・・・
最後まで楽しめる絵本です。