アンデルセンの国デンマークの、代表的現代絵本作家さんです。
ちょっと、厚いかとおもいきや、ページはじゃんじゃんすすみます。
片ページ文、片ページ絵というスタイルです。文は短く、展開が早いです。
1のまきから7のまきまであって、お話は完結します。
内容は、あおい目のこねこが、おなかいっぱいの食にありつくために、ねずみの国を探しに行くお話です。
途中、ねこの集団に会うのですが、目が青いということで……。
息子が、小学校に入学した時に購入しました。
大人の目は、みんなと同じか?みんなと比べてどうか?ということばかりに、心配られるようになり、子どももそうであることに自然と安心感を覚えるように育ってしまう。
個性の崩壊が始まるといってもおかしくないと思います。
大人のしゃくし定規な枠の中から飛び出す子は、困った子、変な子という、偏見をもつ大人の心を反映して、そのほかの子どもに伝染します。
認め合う心、尊重しあう心、たかめあう心が育って欲しいと思います。
そんな思いを込めてよみました。
金子みすすずさんではないけれど、“みんなちがって、みんないい”。