絵本から物語を楽しめる本ないかな、と本棚を探していたらありました。私が子供の頃に多分読んだのでしょう。まったく記憶に残っていなかったので、子供達と読みました。新鮮でした。「さるのオズワルド」に話が似ているね、と娘が言うので、そうだね、といって巻末を見たら、同じ人の作品でした。
子供の観察眼は本当にすごい。
あおいめのこねこは、きいろのねこから、お前は変だと言われるのですが、自分の顔を水に映してみて「こんなにきれいなんだから、変なわけない」と開きなおるシーンがあります。そうだよ、その強さが、その自信が必要なんだよ!と私は子供達に叫びたいくらいでした。
いちのまき、にのまき、と物語がまとまっていて、一つ一つはそんなに長くなく、ななのまきで終わりです。文字の本に進む時にとてもいい導入になる絵本だと思います。