この絵本の主人公であるひでくんは、一番最初のページから焦っています。
トイレにいきたくてしょうがないのです。
それなのに、なかなかトイレにたどり着けません。
もう少しでトイレ!というときに限って邪魔が入るのです。でも、その邪魔をする人たちは、けして悪い人ではありません。みんなひでくんに親切にするのです。ですが、その親切が……。
これは、地球に生きている全ての人が経験していることです。それも、一度や二度ではないでしょう。
とても共感の持てる内容で、もう少しだよ、頑張れ!と声をかけてあげたくなる絵本です。