この絵本を読んで、なんとも言えない気持ちになりました。人間は、豊かな暮らしをするのと引き換えに、動物を殺したり、自然を壊したり、色々しているとあらためて教えられたように感じます。
一番、心に響いたのは、きんたを捕まえて飼っていた、お金持ちのだんなさんの所でパーティーをしたとき、お客さんの一人が、変わり果てた、きんたのお母さんを毛皮のマフラーにしていた場面でした。読んでいて、その時のきんたの気持ちを考えたら涙が出てきました。
人は、幸せになりたいと願うのと同時に動物たちの事をあまり考えていなかったのではないかと思います。きんたたちが住みよい生活に戻れるようにこれから、まずは身近なリサイクルから始めたいと思いました。
色々と考えさせられるお話でとてもお薦めできる絵本だと思います。