東北の民話だそうですが、怖かったり、はたまた笑えたり、それなのに最後のほうでは、ちょっぴり泣かせてくれたりで、盛り沢山楽しめました。
特に、安藤徳香さんの描く絵が、リアルで、ぐいぐい物語りに惹き込ませる力量を感じました。
鬼は、大人が見ても泣きたくなる位恐ろしい形相なのです。
かと思えば、親子で鬼に向かってお尻を丸出しにするような場面も実にリアルに描写しているので、子供とゲラゲラ笑ってしまいました。
とても優しかった鬼と人間のハーフの子供、こづなが、大きくなるにしたがって自分では抑えられない鬼の感情がおきてくるのには、本当に可哀想になりました。
最後まで、ストーリーが、読めない面白い民話で、とてもオススメです。