ロッタちゃんのお話は映画で知り、私の大好きなお話なのですが、今回、やっと絵本を買うことになりました。
長いです。
絵本というより、挿絵の豊かな童話、と思って読むことをおすすめします。一回読むのに25分ほどかかってしまいました。
読み終え、顎が疲れ、あーしんどかったー、と思ったら、もう一回、と娘にせがまれ、また読むことに。堪忍してや、と泣きそうです。
でも、幼年童話も読んでみたいなと思う今日この頃なので、一冊に25分くらいは、覚悟しておくべきなのかも。
翻訳にちょっと違和感を感じます。
いくら生意気でも、自分のことを「あたい」なんて、五歳の子が言うのかな。初版が1976年とあるので、当時の生意気な子どもは、あたいと言っていたのかな。
「かっぱらう」なんて言葉も悪いな。どこでこんな言葉覚えるんだろう。
「セコハン」なんて絵本に出てくる言葉かな。当時はよく使われていたのかな・・・
気にしないことにしよう。
で、ロッタちゃんとしては、自転車を盗んだつもりなんだけど、あれってちょっと勝手に借りただけ。いけないことは確かですが、そのあたりが、自分では大人のつもりでも、まだまだ幼い子どもで、かわいらしいと思います。
絵がとってもきれいです。細かいところまで書かれていますね。
ロッタちゃんの家も、ベルイさんと反対側のお隣の家も、雨水タンクがありますね。
桜に似た花は、桜なのかな。
絵をみているだけでも楽しいです。
私自身は下の子なので、末っ子のロッタちゃんの気持ちはよくわかるな。下の子の気持ちを描いた絵本は少ないので、貴重な一冊かもしれません。
でも、ロッタちゃんの三輪車、おんぼろだっていうから、お兄ちゃんやお姉ちゃんからの三代ものかと思ったら、二年前にロッタちゃんに買ってもらったものだし、自転車も、上からのお下がりの幼児用自転車って家にはなかったのかな?
いい絵本とは思うけど、やっぱり読み聞かせにはしんどいから、何日かに一回にして欲しいかな、とは思っちゃいます。
(普通は、何度でも繰り返し読んでやるのですが)