たまごと牛乳が食べられない子が、動物達それぞれの食材の違いをみて、強い心をもつお話でした。
たまごと牛乳を食べられない子どもは自分でそれがわかっていて、親の言う通り食べないように気をつけようとするけれど、やはり周りでなんでもおいしそうに食べるのをみたり、自分だけ給食のメニューが違ったりと、さみしい気持ちを持っているのかもしれません。
そんな子どもとお母さんに「他にも食べるものたっくさんあるよ」と教えてくれ、さみしい気持ちを吹き飛ばしてくれる絵本でした。
我が子はアトピーではないけれど、お友達がアレルギーで食べられない物が多く、我が子はアレルギーを少し理解できています。でも、食べられない子どもの気持ちはまだ理解できていないかもしれません。
まだ、自分は食べられてよかったぐらいの気持ちです。
この絵本は、食べられない子どもや食べられる子ども、それぞれが読んで理解できる良い絵本だと思いました。相手の気持ちを考えるやさしい気持ちを育む絵本でした。