世の中、とかくクリスマスだって大騒ぎをして、ゲームや高価なおもちゃのプレゼントを買い回ったりしますが、本当はもっと厳かなものなのですよね。考えさせられました。
この本は貧しい老人のお話ですが、とても豊かで、あたたかい気持ちにしてもらえました。
クリスマスの夜、家もないひとりぼっちの老人が歩いている後を、ひとりぼっちの白い犬がついてきます。優しい老人はその犬にパンを分け、クリスマスのお話しをして、歌を歌います。その犬はなんと魔法使いで、お礼に願いを叶えてくれるといいます。老人の願いというのが素敵なのです。そしてその犬がしたことも。
その老人はとても優しい人だったのでしょう。だから神様がプレゼントをしてくださったのだと思います。クリスマスにはこういう奇跡が起きるのです。
ひとりじゃないって一番の幸せです。最高の贈り物です。