クリスマスパーティを開いて欲しいとねだるセレスティーヌ。
お金がないから無理だよと乗り気ではないアーネスト。
セレスティーヌに押し切られて始めたクリスマスパーティの準備がなんとも微笑ましく感じます。
お金はなくても、物はなくても、自分たちでできるクリスマスを楽しみたい。
セレスティーヌのこの心がとても純粋で、一途で、一生懸命で、愛らしいのです。
ひねくれもののマックスが、パーティの中でみんなになじんでいく様、最後にはセレスティーヌと仲直りするところ、絵本の中でマックスのいる場所を眺めていると、言葉にはなくてもクリスマスの楽しさが伝わってきました。
クリスマスはみんなで楽しまなければね。
すっかり満足して、ぐっすり眠ってしまったセレスティーヌにアーネストおじさんのプレゼント。
とても心暖かな絵本です。