幼稚園で、絵本の読み聞かせ講演会がありました。子供にとって、絵本との出会いがどれだけ大切かが、改めて、わかりました。
この絵本は、とても本物そっくりにじょうずな絵で描かれていて、子供たちも、思わず、手を出して食べてしまいそうになるほど美しい絵です。あかちゃんに、くだものの名前を教えるのに良いかもしれません。でも、私は、できたらあかちゃんにも、本物のくだものを使って名前を教えてあげてほしい。
この絵本のすばらしいところは、別にありました。それは、「さあ どうぞ」という言葉です。講師の方が言いました。
「きれいなことばを大切にしてあげてください。」
本当にその通りだと思いました。言葉は、心の宝物になっていくのです。
日々の生活の中で、おこったりすると、きたない言葉ばかり言ってしまいます。でも、本当に言いたいことは、教えたいことは、日本語の持つきれいで、正しく、美しい、そういう言葉なんです。私もそう思っていても、気がつけば、汚い言葉を使って、子供を怒っていました。本当に反省しました。
そして、「さあ どうぞ」の言葉を通して、「ありがとう」とか「いただきます」という言葉が、自然とでてくれたら、いいなと思うのです。
これからも、美しい日本語の絵本をさがしていきたい。