かこさとしさんの絵本は、ロングセラーになるのがよくわかります。
この本も少々時代を感じさせますが、でも今でも十分楽しめるおもしろさを持っている素敵な絵本です。
なんと20匹もいるこぶたのきょうだい。(この名前がまたおもしろいのですが、それはぜひ絵本で見てくださいね)
お勉強もお手伝いもしないという困ったちゃんたちが、ある日、おかしな赤い根の草を見つけます。
これが何かがわからないこぶたちゃんたち。
一口かじってみたら・・・・アラ不思議!!!
この赤い根の草、絵をみたらもちろんニンジンだってことがすぐにわかるんですけどね。
ブタちゃんたちは何かわからないのもおもしろいです。
通りかかった別の動物に「みかんごぼう」「あかだいこん」などと変な名前を教えてもらうところが息子には大うけでした。
ストーリーの中には「栄養があるからにんじんを食べようね」以外にもたくさんの教訓が読み取れますが、説教くさく感じられないのが、さすがかこさんのお話ですね。
絵本としてはちょっと文章が長めですが、楽しく読めると思います。