縦横15cmほどのかわいい本です。
お話も挿絵も可愛らしい感じです。
会うと、最後は必ずけんか別れしてしまうけど、
また次の日一緒に遊んでいる。
そんな友達が子供にはいますよね。
お互いに遠慮がない間柄、それが「たんぽぽさん」と「きりかぶさん」なんでしょうね。
たんぽぽさんが、すこーし、言い方がきつい子で、
その度に、きりかぶさんが、腹をたててしまいます。
たんぽぽさんが、わたげになって飛んでいって、
最初は「せいせいした」と思っているきりかぶさんですが、
だんだん寂しくなってくる。
寒くて寂しい思いに泣き出して、最後には、泣きつかれて眠ってしまう。
そして春、「たんぽぽさん」の優しさ。
やっぱり友達っていいね。
4歳の娘は、この最後のシーンが気に入って、何度も読んでもらいたがりました。
単純明快な話なので、小さい子には、分かりやすいのだと思います。