邦題だけ見ると、「おとうさんがいちばん」があったので、「おかあさんがいちばん」は純粋な続編と思えますが、原題からするとそういう意図はあまりなかった気がします。
今回の主人公は、こぐまのペーター。
学校で描いたオレンジの絵が、先生に誉められて得意満面で帰るところから始まります。
学校の帰り道で、みんな誉めてくれるのですが、どうも誉め方が、ペーターは気に入らないのです。
そして、我家に帰ると、おとうさんが誉めてくれるのですが、やはり、ペーターが望んでいた誉め方そのもの。
子供の誉め方って確かに難しいし、こんな風に子供が受け止めてくれる誉め方ができるようになりたいものです。
子供のみならず、大人にとってもとても気づきが多い絵本だと思います。