絵が美しい!
色彩が外国らしい華やかさで、細かいところまで描き込まれていて、
部屋中の雑貨やカーテンや布の色、散らかり具合まで、なんだかおしゃれ。
絵に惹かれて、私が選んで息子に読みました。
男の子が、隠れている愛犬を探す、単純なストーリーです。
ブッベは、男の子が覗き込んでいるのとは違う場所にいつも隠れています。
足だけ見えている・・・とかになると、さすがに息子にも最初発見できなかったみたい。
くり返し読むうちに、自分から見つけてくれるようになりました。
見つかったときの嬉しそうな男の子の様子に、ブッベを大切している気持が伝わってきます。
そして、「こんどはなにしてあそぼうか」って、
さっきまで泣きそうになりながら探していたのに、
見つかってしまうと、まるで最初からかくれんぼして遊んでたみたいにケロッとしているのが、
なんだか子どもらしくてほほえましいです。
でも、「ブッベ」って言う名前は、名前っぽくない響きで、
少し言いにくいというか、子どもも多分「ブッベ=犬の名前」ってつながるまでに時間がかかるんじゃないかな。
この文章を書かれたのが外国の作家さんだったら、納得もいくのだけど、文章は日本人の作家さんだし。
ちょっと「?」でした。