森の中を猫が歩いています。
そう、佐野洋子さんにしか描けないあのねこです。
なかなかダンディーなのですが、好物はさば。(笑)
その日もお昼にさばを食べて満足して散歩していたのですが不可思議な現状がねこを襲います。
それはさば。さばの大群です。きれいな声で歌いながら降ってきたり、映画館の中ぎっしりだったり。。。
ねこは恐ろしい思いをしますがいつも「おれはねこだぜ」と繰り返します。
独特な絵柄と筆遣いが、強烈なインパクトを残してくれます。この絵本のさばは本当に怖いです。(笑)
出版社からの紹介に「ナンセンス絵本」とありますが、大人が読むとなかなかどうして考えさせられる絵本です。
もちろん、小学校低学年の子どもが読んでも楽しめると思います。
それが、この作者の魅力でしょう。