ある森に気難しいドワーフじいさんが住んでいました。
見晴らしのいい家を建てようと、設計図を見ながら作業をはじめます。
ことろが、材木の重いこと!
困っているとそこにくまがやってきて
「手伝うからぼくの部屋も作ってよ」と言います。
くまの力が必要だったおじいさんは、仕方なくくまに手伝ってもらうことにしました。
次に高いところの作業で困っているとさるがやってきて
「手伝うからぼくたちの部屋も作ってよ」と言います。
おじいさんは仕方なくさるにも手伝ってもらうことにしました。
初めの設計図にくまとさるの部屋を書く加え作業を進めていると
いのししがやってきて、やはり「手伝うからぼくの部屋も・・」と言います。
次はりす・きつつき・・。
とうとうこの家の噂が森中に広まり、一緒に暮らしたいとたくさんの動物達がやってきました。
その動物達を追い払おうとしておじいさんは怪我をしてしまいますが、おじいさんのかわりに動物達が働いて、とうとう立派な家が完成しました。
自分だけの家を建てたかったおじいさんですが、だんだんその心に変化が起こります。
次から次に書き加えられる設計図の絵も面白かったです。