ちんちん電車が大好きなけんちゃんは、大きくなったらちんちん電車の運転手になるのが夢。大人になり夢がかないました。みんなに愛されていたちんちん電車ですが、戦後にはバス、タクシー、電車など様々な乗り物が増え、ちんちん電車はどんどん姿を消し、けんちゃんの運転する路線だけが残されることになりました。
戦前から戦後のお話で、タイムスリップしたよう。子供の頃大好きなことが大人になって夢がかなうというのが、希望を持たせてくれます。
ここでも、便利な世の中になることで悲しい気持ちの人もいることが強く表れています。ちんちん電車のよさを認める人たちの意見が反映されていてほっとします。今も残っているんですもんね。
我が子達はちんちん電車を知りませんが、道路を走っていて興味を持ったようです。