この本は捨てられて収容所に入った経歴のちがう3匹の犬の
小さな物語です。かわいらしい絵と短い言葉なのですが、とてもせつなく、胸に迫ります。話はハッピィエンドですが、実際には年間65万頭もの犬たちが「処分」されているそうです。
子どもたちが、動物を飼うことの責任、愛情の大切さを知るきっかけになるのではないでしょうか。かわいさや衝動だけで飼われた犬の末路を考えることは、子どもにとって大事なことだと思います。小学2年生の読み聞かせに利用しましたが、皆じっくり聞き入ってくれて、関心をしめしてくれました。
ペットが飼いたいとねだられた時にぜひ、親子で一読をお奨めします。