森にすむ小さいネズミは、きつねやフクロウやヘビなどに食べられそうになるたびに、グラファロ(実際にはいない怪物)に会う約束になっていて、グラファロは、きつねやフクロウやヘビが好物だと伝える。
それを聴いたきつね達は、そそくさとねずみの前から姿を消す。
やっと安心したねずみの前に、本物のグラファロがあらわわれる。
ねずみは、びっくりするが、グラファロと一緒にきつね達のところへ行く。きつね達は、ねずみとグラファロを見て逃げ出す。
次にねずみはどうなってしまうの??とどきどきしながらも、知恵で危機を乗り切るねずみに拍手を送りたくなる痛快なお話です。
ねずみの目の表情が、とてもいいです。また一見気味の悪いグラファロもどこかユーモラスで、憎めない感じです。