誰かのために辛抱すると咲く花。
そんな花でうめつくされたのが「花さき山」です。
目に涙をためて我慢する双子の兄の姿に、正直何故我慢しなければならないのか疑問に感じました。
子どもはまだこんな幼い乳飲み子のうちは甘えるのはごく当たり前のことだし、それを受け入れるのは母としてこれも当たり前のこと。
こういう考えは、時代が変わったからでしょうか。
上の子ばかりが我慢をしなければならないように思える流れも、上の子へ我慢の押し付けをしているように勘違いされる可能性もあります。
人を思いやる心で花が咲くというお話自体はとっても素敵に思います。
自分の心に花を咲かせることによって、他人の幸せも自分の幸せのように感じることができるでしょう。
ただ、辛抱=優しさ、思いやりでは決してないと思うのです。
子どもに読み聞かせをすときには、何をどう感じたか、この花はどういうものなのか、何故花は咲くのかなど、しっかりと話をする時間が必要だと感じました。