研いだねずみの歯でかじられるのが怖くて逃げ出しちゃうひげのお話。
ひげがどんどん伸びで
おじいさんの家から噴きだしている2つの見開きは
とにかくこっけいで 思わず笑っちゃう…そんな場面でした。
きれいな原色が多く使われていたり
ストーリー展開が軽やかだったりするところは
いかにも南国・スリランカの絵本というおもむきです。
はちゃめちゃな事が色々あったにもかかわらず
村の人たちもおじいさんも ひげが元通りになれば
もうそれでいい…という感じの
ストンとした終わり方はあっけないようでもありましたが
お国柄が感じられるようでもあり
それがまたいいのかも…と思えたりもしました。