すごく楽しいストーリーでした。
日本人にはない感覚ですね。どこの国のお話が、調べるとこが出来ませんでした。残念です。登場人物の服装から、南国のインドネシア辺りを想像します。
お話は至って簡単で、面倒くさがりのじいさんは、いつも自分のヒゲをきちんと切らずに、仲の良いねずみに噛み切ってもらっていました。ところがある日、そのねずみの歯が効かなくなってしまった隙に、なぜだかどんどんヒゲが伸びていき、大騒動になってしまった。というお話。
文章にしてしまうと、ただそれだけ?と思われるかもしれませんが、意志を持って勝手気侭に伸びていくそのヒゲが、何ともいえず面白かったです。
最後には、ラトゥマヌカ(という固有名詞なんです。女中かなぁ?)に燃やされてしまうんですけどね。