子供は、粘土、どろんこ大好き。
表紙を歩く、人形の男の子の絵と「ねんどぼうや」のかわいらしい題名で、借りてきた絵本でしたが...
このねんどぼうや、いくら食べても満足しない。
とうとう、自分を造ってくれたおじいさんやおばあさんまで丸飲みにし、町中をねり歩いて、生き物もそうでないものも、すべてを飲み込んでしまうのです。
食べるたびにどんどん大きくなり、つぎつぎと人間や動物を飲み込む描写がなんともリアルで、おそろしい。
最後に、やぎの一突きで、ねんどぼうやのおなかがペリンと壊れ、無傷のまま、みんなが出てくるのは爽快だけれど...
ちょっと生々しいです。
が、ごくりと生つば飲みこんで、静かに聞いていた息子は、読み終わった後に
「もう一回。」
と久しぶりに2度読みを催促。
こわいもの見たさでしょうか?
人が飲み込まれる場面が出てくるたびに、
「すごいね、こんなにやったら食べれるんだ。」と妙に感心していました。
う〜ん、それにしても、やっぱりこわい。