「まゆとうりんこ」を読んでこのシリーズの面白さ、楽しさに気付きました。
やまんばというと、かなり年をとり、決して美しくない、しかも何でも食べてしまうというイメージがあります。でもまゆのおかあさんはスタイルよく、心優しく心広く、力持ちです。おにもかなわない山姥親子でしたが、相手を疑わない清らかな心をまゆは持っています。おにの鬼らしさ(赤くて、大きくて、したたかで醜い…)とのギャップが面白さを倍増しています。
これもまゆのダイナミックで好奇心旺盛でやさしさところが、嬉しくさえ感じられます。
母子で山と運んでいた大根が大根汁になっていました。まぜご飯の特製おにぎりとともに、温かそうで美味しそうで、私もごちそうになりたい!と思いました。きつねにも振る舞っています。そしてやまんばだけはキセルでタバコを飲み、コーヒー(のようなもの)を飲んでいます。粋だなぁ、と思いました。