これは子供の国語の教科書に載っていたのです。
音読の宿題、と言う事で逆に私に子供が読んでくれたのです。
たどたどしく読んでくれる子供の口調に、いっそう感極まって泣きそうになりました。
家で飼っていた犬が死んでしまうお話です。
命あるものはいつか死んでしまうのに、だいたいの人はついそれは遠い未来の事とと思ってしまいます。
そしてそれが現実になった時、あれをしてあげればよかった、これをしてあげればよかった、と嘆き悲しむ事が多いでしょう。
少年は「僕はいつも言っていたから」と言います。
死んでしまった事は悲しいけれど、伝えたかった事はいつも言っていたから、悔いはないのです。
私も悔いないように普段から想いを言葉にするのは大事だなと思いました。