これは、ペットとして飼っている犬の話です。
生き物を飼うときは家族同然に考えて責任を持って飼おうということや、命の大切さを伝えたいと思っていました。が、ペットに対してだけでなく、すべての人にこんな気持ちを伝えられたらいいなぁと思うようになりました。
私自身、子どもが1人の時には目をかけ、声をかけ、手間をかけ、それはそれは大事にしていたのですが、2人、3人と増えると忙しくなり、そのことを子どもたちに伝えていないことに気がつきました。どの子も私の子でありみんな大切です。でも、要領よくなんでもこなす真ん中の次男はどうしても放ってしまいがちでした。そんな次男が反抗期なのか乱暴な言動をするようになり、その反面夜寝るときは手をつながないと寝なくなりました。やっぱりまだぎゅーっと抱っこされていたいんだなと反省しました。この本を読むときは最後の、『「ずーっと、ずっと、だいすきだよ」って。』を読んだ後、子どもの名前を言ってやり、大好きだよって付け加えます。ぎゅーっと抱っこしてやります。うれしそうな顔をしてくれます。その顔を見たくてまた読んでやろうかなと思います。