絵本って、絵を見せてそこに楽しい、またはためになる心に残るストーリーがあるものが良い作品だ、と漠然と考えていました。
この作品で、言葉や文章の持つリズムというものが、どれだけ大事なのかを痛感しました。
普段、使わない関西弁なのになんて読みやすいのだろうと。
怒涛のようにストーリーが流れ出てきて、読んでいる側もそれに巻き込まれていきます。
私自身が落語の面白さ、引力の強さを体験でき、勉強になりました。
一番盛り上がったのは、やっぱり3人が鬼のお腹の中で暴れまわっておならやらなんやらが噴出するあたり。
また、他の落語絵本を読んでみたいと思いました。