転んで泣いてしまったタータンの為に、ノンタンがおまじない。
「いたいの、あっちのお山へとんでけ〜」
ところが、痛いのを飛ばされたお山は黙ってはいません。
「だれだ、痛いの飛ばしたやつは、食べてやる〜」
あわてたノンタン、今度は海へとばします。
すると、今度は海が怒り出します。
「だれだ、痛いの飛ばしたやつは、食べてやる〜」
困ったノンタン、さあどうする?
「いたいのいたいの、とんでけ〜」
お母さんなら、誰もが使うこのセリフ。
多少効力が薄れた頃、この絵本に出会いました。
息子は「いたいのかいじゅう」が大層お気に召した様子。
「いたいのかいじゅう、美味しいっていってる?」
と、よく泣くのを忘れて、たずねてきました。
ただ、ノンタンの、くせのある性格があまり出ていなかったので、
少し物足りなかったかな?