主人公のティモシーには友達がなく、学校があまり好きではありません。朝の発表の時間に、みんなはペットのことや友達のことを話しましたが、ティモシーには何もありません。そんなティモシーには、おじいちゃんしかいなかったのです。
友達を作るには本人の資質もあるでしょうが、やはりきっかけが重要だと思います。友達がいないと、それに付随する全てがつまらなくなってしまいます。そのきっかけをおじいちゃんが作ってくれるお話しですが、重要なのはおじいちゃんがティモシーの一番の理解者であり友達であったと言うことにあると思います。友達の友達は皆友達なのです。
全体にティモシーの心情を表したようなブラウン調の落ち着いた感じの絵なのですが、ティモシーがおじいちゃんの形態模写をして話しているシーンは、それまでとのギャップが大きく笑えます。