べスコフの作品も、娘といっしょに随分たくさん読みましたが、この絵本は特に青と赤の色が印象的で、1枚1枚の絵がどれも美しく、ブルーベリーの男の子たちも、こけももの女の子たちも、本当にかわいらしい! 他の代表的な作品同様、小人たちが登場しますが、今回はその小人たちがメインのお話で、しかも主人公までもが小人さんになってしまうのですから、聞き手の子どもたちもそれはそれは喜んでお話の世界へと入っていけますよね。
口の周りも、手足も、服も、青い染みだらけのブルーベリーの子どもたち。本当に羨ましくなるほど、子ども時代を堪能しているなぁ、と感じます。プッテもいっしょに、ねずみにまたがって、森を駆け抜けるシーンも楽しそう!(娘は、その様子を見ているとかげの絵がお気に入りです!)
最後のページは、お母さんへのまごころがあふれていて、私まで“お裾分け”をもらった気分になりました。
それぞれの年齢で(もちろん大人も!)、いろんな楽しみ方ができる1冊ですが、娘は、こけものの女のたちの背比べをしたり、ブルーベリーやこけももの数を1つ1つ数えたりして楽しんでいました。