表紙が桜の花をバックに電車の絵。息子は電車が大好きだし、桜が春の季節にちょうど良さそうと思い、手に取りました。内容は特に桜、春とは関係ないのですが。
電車にお客さんが乗って「がたごと がたごと」
少し、景色が変わってどこに行くのかな?と思っていたら・・・意外なことに。
乗った時は普通のお客さん、降りる時は・・・動物、妖怪、昔の世界。
駅に着くまでの「がたごと がたごと」の景色が降りる駅の様子と関連付けられていて想像力が刺激されます。次はどこに行くのかな?お客さんはどうなるのかな?と。息子は4歳になる前でしたが、「昔の景色」というのが絵で理解できていたようです。
雰囲気のある絵がいいし、丁寧に描かれているので絵を見ながらゆっくりと楽しめます。文章は少しだけなので小さい子でも大丈夫ですが、面白さが分かるのはやっぱりしっかり会話ができるようになってからかも知れません。
最後には余韻を残して終わるのもいいですね。