『がたごとがたごと』『おばけでんしゃ』『むしむしでんしゃ』の3部作のうちの一番最初の作品。電車は「がたごとがたごと」と町・村・山などを通り抜け、客を目的地まで運ぶというお話。
『おばけでんしゃ』を先に読んでしまったせいか、普通の電車である『がたごとがたごと』は少しつまらなく感じてしまう。ストーリーにつながりもないが、電車がいろんなところを駆け抜けていく様子は、見ていて楽しい。絵はしっかりと描かれていて、大人も楽しむことができる。じっくりと絵を楽しみながら読むには、良い作品だ。「がたごと がたごと」と走る電車の音も心地良い。