はじめはレトロな絵なので、穏やかな本なのかなと思ってみていましたが、乗客が人から動物、そしてお化けになったところで「えっ…」と親は驚かされました。
動物になるまでは、楽しく「この人がこれになってるねぇ」などと語りかけながら読んでいましたが、お化けのところでは私が絶句してしまい、しかし子どもは「なんだこれは〜?」とろくろっ首を指して喜んでいる、という状況でした。
絵の細かい描写に子どもは毎回新しい発見をして、なかなかページをめくることもなく楽しんでいます。
想像が膨らむように工夫されていて、文章は短いですがすぐに子どもが覚えてしまうリズムのよさがあります。