ロバが、つんと立った自分の耳を格好悪いと思い込み、いろいろな友達に相談しに行きます。友達は、自分達の耳の形が一番いいと思っているので、それぞれ真似するようにアドバイスするのですが・・・。
他の動物の耳の形を真似ているロバちゃんの姿は、実に滑稽です。ロバには、やはりピンと立った耳が一番似合います。
結局、たくさん失敗を繰り返したロバが、自分本来の耳が一番自分には格好いいのだと悟り、幸せな気持ちで満たされるのです。
人まねではなく、ありのままの自分でよいのだという教訓を描いています。
デュボアザンが、描く表情豊かな動物たちの姿が、見ていてとても楽しめます。