子どもの耳鼻科の待合室で見つけて読みました。子ども達は、文章の言い回しなどが耳慣れないせいか、途中から自分で別の本を出して読み始めてしまいましたが、私はお構いなしに最後まで声を出して読みました。
片山健さんは、恐ろしい絵を描く人というイメージがありましたが、この本では、お話を上回るほどの素晴らしい絵を描いています。
特に椿の咲き乱れている場面など、しばらく見入ってしまうほど素晴らしいものでした。
母の愛情をひしひしと感じるお話にこの吸い込まれてしまうような絵。昔話の世界を堪能できる絵本です。
でも、結局我が家では、最後までお話と付き合ったのは私一人だったので、評価は涙を呑んで☆4つとします。