ペカンの木とは西洋クルミの木だそうです。
みっちゃんやりんちゃんが通う幼稚園の庭にあるようです。りんちゃんは小さい時の病気のために、自分で身体を動かすことができません。顔でのみ気持ちや考えを表情や声で表現します。みちゃんだけでなく他の友だちも、先生も普通に明るく過ごしています。先生はりんちゃんをおぶってペカンの木に登りました。それも相当高いこところまで。
浜田桂子さんの描く子ども達は実に生き生きとして活動的です。りんちゃんは身体が不自由ということは伝わりますが、悲壮感や同情は全く感じられません。みんなの歓声までが聞こえてきそうです。
現在の保育のお手本の様な絵本だと思いました。