絵を描いたアドリエンタ・ケナウェイは、ナイロビ在住。
東アフリカに精通した彼女の作品は、欧米・アフリカ諸国で大変な人気と紹介にあるとおり、その拝啓の描写はとても美しいものです。
動物の描き方も独特なタッチで、人気沸騰というのも頷けます。
お話は、以前は動物の色は同じだったのが、動物の毛皮が発見されて、動物達が今の概観になるというところから始まります。
食いしん坊のシマウマくんは、食べるのに一生懸命で、出遅れたため最後の黒い布切れしか手に入れることが出来ません。
それが、今のシマウマの原形になるのですが、その理由が笑えます。
何とも素敵な発想ですよね。
この結末だけで、この絵本は成功だと言えると思いますし、本当に子供も大爆笑でした。
絵のタッチが素敵なので、次回作が大いに望まれます。