作者の こうみょうなおみさんは、
目の病気を患っている矢先に
阪神大震災の混乱の中 失明されたそうです。
この絵本は針金で形をとって
原画を描いた作者の創意を生かし
絵の輪郭が浮き上がるように
特殊なインクを使用されています。
特別な絵本だと思いました。
私は作者の方より9歳ほど年上。
同じ西宮で生まれ 阪神大震災も知っている。
この絵本に出会い
私は自分の目で
文字を読み、色使い、絵を感じることができています。
ころげおちた えんどうまめの表情から
こころの様子が伝わってきます。
シンプルなストーリーですが
大切なこころが描かれている作品だと思います。
多くの方に読んで欲しいと思いました。